高校の同級生が先日亡くなりました。
末期癌だったとのことで、見つかったときには既に手遅れだったそうです。
友人から昨日連絡がきて、「もう会えないかもしれない・・」と半ば覚悟して、お見舞いにいっているであろう知り合いに「お見舞いには行けないけど、せめて気持ちだけでも託します」とメールをいれました。
そのメールを送った1時間後、息をひきとった・・と連絡をうけました。
ライブに行ってたので気づいたのは夜遅くでしたが・・早すぎる死にただ、ただ、ショックでした。
彼女と会ったのは2008年の年末が最後でした。
ここ数年、年1回で高校のクラスで集まるようになり、今年の年末年始でも会えることを楽しみにしてたのですが、彼女には会えず・・まさかこのような形で永遠の別れになるとは思いもしませんでした。職場が比較的近かったので、一緒に飲んだりする機会をいつか・・と思ってはいましたが、いつか、いつか、と思ううちにかなわぬ夢になってしまいました。
「生きる」ということに対し、直前まで戦ったのであろう、と思います。心よりご冥福をお祈りいたします・・。
学生のとき友人を交通事故で亡くなりました。しばらくして彼のお墓が建立されたのですが、そこには「○○家之墓」という文字ではなく「一期一会」とだけ刻まれました。おそらく、ひとつひとつの出会いを大切にしていた彼を表現したかったのだろう、と思います。非常に素敵な言葉です。
日常の中でたくさんの出会いがあります。家族にはじまり仕事、趣味・・もちろんですが「次にまた会える」と思うのが普通です。なのでいつも「またね」といって別れます。その次が何年先になるかわからなくても。でも絶対的な別れの前に「またね」はありません。変な話ですが、これからそういった別れの機会が増えていくかもしれないですし・・。
全ての出会いを大切にする、というのはものすごく難しいし、現実的ではないかもしれません。でも、そう心がけることで、「あのときこうすれば・・」といった後悔の数は少なくなるような気がします。
「一期一会」をあらためて胸に刻みたいと思います。